バイクの運転を楽しむライダーにとって、ドライブレコーダーは安全性を高めるための重要なアイテムです。あおり運転や万が一の事故発生時に証拠を記録できるだけでなく、ツーリングの思い出を残す手段としても人気が高まっています。そこで今回は、バイク用ドライブレコーダーの選び方とおすすめモデルをご紹介します。各商品の特徴や選び方のポイントを押さえ、安心で快適なバイクライフをサポートしましょう。
バイク用ドライブレコーダーの選び方
ドライブレコーダーを選ぶ際には、使用目的やライフスタイルに合った製品を選ぶことが重要です。以下に、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
1. 車両電源タイプとバッテリー内蔵タイプの違いを理解する
バイク用ドライブレコーダーは、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
車両電源タイプ
バイクの車両電源から給電するタイプです。エンジンのオンオフに連動して自動的に録画が開始・終了されるため、録画のし忘れを防げます。また、電源の供給がバイク本体から行われるため、長時間使用してもバッテリー切れの心配がありません。
ただし、取り付けに専門的な知識が必要で、工賃がかかる場合もあります。
バッテリー内蔵タイプ
本体に内蔵されたバッテリーで稼働するタイプです。手軽に取り付けられるため、DIYで取り付けたい人や複数台のバイクで使い回したい人に適しています。一方で、バッテリー切れが発生しやすく、長時間の使用には不向きな場合があります。
2. 広範囲を鮮明に記録できる画角と画質
事故の一部始終を確実に記録するには、広範囲をカバーできる画角と十分な画質が求められます。
前後カメラ付きで画角130度以上がおすすめ
前方カメラに加え、後方カメラが付いているモデルを選ぶと、追突事故やあおり運転もしっかり記録できます。画角が130度以上の製品は、側方の動きも捉えやすいため安心です。
フルHD画質以上を選ぼう
映像の解像度は「フルHD(1920×1080)」以上が目安です。ナンバープレートや信号の色など、細かい情報を正確に記録できるため、証拠能力が高まります。また、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能が搭載されている製品は、逆光やトンネル出口などの明暗差が激しいシーンでも映像が鮮明です。
3. 防水性能をチェック
バイク用ドライブレコーダーは、雨天時でも確実に動作する防水性能が求められます。防水性能は「IPコード(防水等級)」で確認できます。
IPX6以上が目安
IPX6以上の防水性能があれば、ゲリラ豪雨や台風などの厳しい条件下でも安心して使用できます。防水性能が低いと、故障の原因になるため注意しましょう。
4. 夜間や悪条件下での撮影性能
夜間の走行が多い場合やトンネルを通ることが多い人には、暗所撮影に強いモデルがおすすめです。
夜間撮影のポイント
・ ナンバープレートの読み取り性能
夜間でもナンバープレートが鮮明に映るモデルを選びましょう。特にヘッドライトの光で白飛びしにくい製品がおすすめです。
・ HDRやWDR機能
明暗差を補正するこれらの機能があれば、夜間や逆光でもくっきりした映像が得られます。
5. 便利機能の有無
最近のバイク用ドライブレコーダーには、便利な付加機能が豊富に備わっています。
主な便利機能
- GPS機能:走行速度や位置情報を記録できるため、事故時の状況を詳細に証明できます。
- イベント録画機能:急ブレーキや衝突などの衝撃を検知して、自動的に映像を保存する機能です。
- スマートモニター付き:その場で映像の確認が可能なため、利便性が高いです。
おすすめのバイク用ドライブレコーダー
ここからは、選び方のポイントを踏まえたおすすめモデルをいくつかご紹介します。
1. タナックス|スマートライドモニターAIO-5Lite
特徴:スマートモニター付きで、昼夜問わず鮮明な映像を記録可能。
- 画角:136度
- 解像度:フルHD
- 防水性能:IPX6
- 便利機能:GPS、イベント録画機能、HDR機能
おすすめポイント:前後カメラ搭載で、あおり運転や追突の記録もばっちり。スマートモニターで映像をすぐ確認できます。
2. ミツバサンコーワ|EDR-21Gα
特徴:広範囲を捉える画角とフルHD画質が魅力。
- 画角:137.4度
- 解像度:フルHD
- 防水性能:カメラIPX6、本体IPX4未満
- 便利機能:GPS、イベント録画機能
おすすめポイント:広範囲を撮影できるため、事故時の詳細な状況を記録可能。本体の防水性が懸念点ですが、カメラ部分は安心して使用できます。
3. Kaedear|スマートレコードディスプレイ KDR-D21
特徴:白飛びや黒つぶれに強く、夜間撮影にも対応。
- 画角:136度
- 解像度:フルHD
- 防水性能:IPX6
- 便利機能:駐車監視機能、HDR機能
おすすめポイント:夜間やトンネル内など悪条件下でも鮮明な映像を記録。スマートモニター付きで映像確認も簡単です。
4. デイトナ|Mio MiVue M820WD
特徴:小型設計で取り付け自由度が高い。
- 画角:136.6度
- 解像度:フルHD
- 防水性能:IPX6
- 便利機能:イベント録画機能、専用アプリ対応
おすすめポイント:取り付け可能な場所が限られているバイクでも対応可能。省スペース設計が魅力です。
5. NikoMaku|ドライブレコーダー SM-2
特徴:薄型スマートモニター付きでコスパも抜群。
- 画角:140度
- 解像度:フルHD
- 防水性能:IPX6
おすすめポイント:白飛びや黒つぶれが少なく、明暗差の激しいシーンでも安心。機能は控えめながら価格がリーズナブルです。
まとめ
バイク用ドライブレコーダーは、製品によって性能や機能が大きく異なります。選ぶ際は、車両電源タイプかバッテリー内蔵タイプか、画角や解像度、防水性能、便利機能などをしっかり確認することが大切です。
紹介したモデルを参考に、自分に合った製品を見つけて、より安全で快適なライディングを楽しんでください!